読書の記録_国内作家は行

武士道シックスティーン

誉田哲也/著 文藝春秋 2作目をすでに読んでしまっているので、 その一年前の話である本作の流れは だいたい予測はできたが特にそれで支障はなかった。

増山超能力師事務所

誉田哲也/著 文藝春秋 超能力者が「超能力師」という資格を受けることで 探偵業のような仕事ができる世界。 基本コメディぽい感じ。

武士道セブンティーン

誉田哲也/著 文藝春秋 一作目を飛ばして読んでしまったが、 特に大きな問題はなく面白く読めた。 剣道部所属の女子高生たちの青春もの。

くちぬい

坂東眞砂子/著 集英社 高知を舞台にした土着ホラー作品が 上手い作家であるが、 本作はスーパーナチュラル系ではなく どちらかというと、人の怖さが書かれている。

アイヌ植物誌

福岡イト子/著 草風館 アイヌの生活に密接した植物の エッセイとアイヌの昔話が収録されている。 植物名とイラストもあってイメージしやすいが アイヌ語の植物名索引があれがもっと良かった。

レッドアローとスターハウス

原武史/著 新潮文庫 西武グループ創業者の堤康次郎と 彼が作った西武鉄道とその周辺土地での 共産主義思想との関わりをの歴史。 多少の土地勘がある部分が面白かったが あまり知らない場所の話だとピンと来なかった。

乙女の日本史 文学編

堀江宏樹、滝乃みわこ/著 実業之日本社 特に目新しさはなかったが読みやすい。 通勤時間に読むのにちょうどよかった。

野蛮な読書

平松洋子/著 集英社 タイトルの「野蛮な」はどこが? どちらかというと上品な感じがした。 料理と読書のチョイス含め。

電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。

日垣隆/著 講談社 電子書籍エッセイ。2011年発行なので 今から見ると古い部分もある。 この著者の本は初読了だが、敵多そうな感じだなあと 思ったら、本書のことでいろいろやらかしていたみたい。

事務の仕事がムリなくミスなくはかどる本 仕事を効率化する88の小さな工夫

藤井美保代/著 日本能率協会マネジメントセンター 基礎中の基礎がまとめられている。 当たり前すぎだという前提で かえって取り掛からなそうが書かれているので 自分の仕事を振り返って比較するのに使えそうではあった。

薬屋のタバサ

東直子/著 新潮社 装幀と中身があってない。 タイトルとこの装幀だとほのぼのファンタジー風だが 作品は全くそんなことなかった。 最後の方がよくわからないオチだがわざとなのだろう。

不思議なほど仕事がうまくいく「もう一言」の極意

林文子/著 草思社 林さんがダイエー時代に出版された本。 自己啓発本で、会話術コミュニケーションもの。 さすが営業出身だよな、という手法ばかりが書かれていた。

OL誕生物語 タイピストたちの憂愁

原克/著 講談社 新人サラリーマンの目を通して物語風に 1920年代のOLの生活を描く。 100年くらい経っているのに、すごく変わってないって……。

感染遊戯

誉田哲也/著 光文社 連作短篇集? かな。 恨みの連鎖が怖いな。憎しみが憎しみを生む流れ。 本作は姫川玲子が主役ではなく悪徳警官のガンテツが主役。 過去の作品とも繋がっている部分もあり。

ブルーマーダー

誉田哲也/著 光文社 おっと、一作飛ばして読了してしまったが、 『インビジブルレイン』と直接続いてるので問題なかった。 本作は土地勘ある場所が多くて馴染みやすかった。 まさか、菊田があんな風になってるとは思わなかったが それでいいかもとは思う。

インビジブルレイン

誉田哲也/著 光文社 姫川玲子シリーズ。 本作でひとまず完結風にも見えたが、まだ続編がある。 何気なく警察の腐敗ぽい部分があからさまだよなあ。

だるまさんが転んだら

堀内公太郎/著 宝島社文庫 『鬼女まつり』より読みやすかった。 ミステリ新人賞作品をめぐる叙述?ミステリ。

シンメトリー

誉田哲也/著 光文社 <収録作品> 『東京』『過ぎた正義』『右では殴らない』 『シンメトリー』『左から見た場合』『悪しき実』『手紙』 姫川玲子シリーズ3作目で短篇集。 全て玲子が主役で、彼女の性格がよくわかる内容だった。 玲子、性格が悪いなー。

ソウルケイジ

誉田哲也/著 光文社 姫川玲子シリーズ2作目。 シリーズ化が意識化されたためか 他の人物も動いている感じがした。

河岸忘日抄

堀江敏幸/著 新潮文庫 パリの河岸に停泊している船で暮らす晴耕雨読 の前半がない生活。 主人公は日本人だが語学は全く問題ないようだ。 特に仕事も必死にせず大きな贅沢はしてないが優雅だ。

春を嫌いになった理由(わけ)

誉田哲也/著 幻冬舎 あまり怖くないホラーもの。 超能力や霊能力を信じないヒロインが 霊能力者の通訳をするハメに……。

殺人鬼フジコの衝動

真梨幸子/著 徳間文庫 ジャンルとしてはイヤミスなんだろうが、 ミステリというよりはホラーぽい。 本当に最後の最後まで読まないと 全体の真相がわからないようになっているが、 フジコの人生そのものが痛々し過ぎる。 フジコの殺人自体は実際にある殺人事…

ストロベリーナイト

誉田哲也/著 光文社 かなりグロテスクな描写も多いけど 文章が軽いためか読みやすい。 姫川玲子シリーズ1作目だが、最初はシリーズ化するつもりは なかったのかな。玲子の過去含めいろいろ詰め込んでいる。

永山則夫 封印された鑑定記録

堀川惠子/著 岩波書店 永山則夫がなぜ連続射殺事件を起こしたか、 というのが金欲しさではなく別のところにあった……。 いきつくところが「家族」との関わりで 相当過酷な人生を送っていたことが浮かび上がる。 いろいろ考えさせられる。

おはなしして子ちゃん

藤野可織/著 講談社 <収録作品> 『おはなしして子ちゃん』『ピエタとトランジ』『アイデンティティ』 『今日の心霊』『美人は気合い』『エイプリル・フール』 『逃げろ!』『ホームパーティーはこれから』『ハイパーリアリズム点描画派の挑戦』 『ある遅読…

刑務所なう。

堀江貴文/著 文藝春秋 ホリエモン獄中記。 長野刑務所は三大ご飯がおいしい刑務所の一つらしい。 メニューもバランスがとれてそう。 運動も一応できるしダイエット環境に向いてるなあ。

マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編

萩尾望都/著 河出書房新社 タイトル通り1970年代の対談集。 半分くらいのメンバーが鬼籍に入っているなあ。

日本国怪物列伝

福田和也/著 角川春樹事務所 明治から昭和にかけて存在した、只者でない人物たちの話。 スケールが大きく偉人というよりは 奇人に近い人が多い。もう少し深く語られているより面白かっただろう。

死小説

福澤徹三/著 幻冬舎 <収録作品> 『憎悪の転生』『屍の宿』『黒い子供』 『夜伽』『降神』 ホラーというよりも怪談的不条理な話だ。 あまり怖くなかった。

公開処刑板 鬼女まつり

堀内公太郎/著 宝島文庫 この話の前の作品とリンクしているらしいが 特に問題はなかった。 実際の話が元になっているようだが、現実よりも生温い感じを受けた。