岡本綺堂 ちくま日本文学全集

筑摩書房

半七捕物帳 より

お文の魂/冬の金魚/十五夜御用心/雪達磨/筆屋の娘

三浦老人昔話 より

桐畑の太夫/鎧櫃の血/人参/置いてけ掘

青蛙堂鬼談 より

利根の渡/猿の眼

戯曲

修禅寺物語/相馬の金さん

この作者の本は時々思い出したかのように読む。

ちくま日本文学全集は振りがなが多すぎる気がする。

読みづらくはないけど。

話も淡々として、良い面の江戸というイメージが伝わる。

戯曲以外は、全て回想話の語り口である。

隠居後の半七は、著者曰く「みずみずしいじいさん」なのだが、

「みずみずしいじいさん」てどんなじいさんなのだろうか。