日本三文オペラ

武田麟太郎 講談社文芸文庫

『暴力』『反逆の呂律』『日本三文オペラ

『市井事』『一の酉』『井原西鶴

横光利一』『川端康成小論』『西鶴町人物雑感』

『好色の戒め』『京都学校』『ああ、俗悪なる―』

『日本三文オペラ』がやはり一番面白い。

川端康成小論』やっているから長く生きたのかと思いきや、

1947年死亡だったのが以外。

それなので、プロレタリア小説の『暴力』等の

伏せ字がそのままなのが残念。

編集側で伏せ字になっているところは復活しているのだが、

伏せ字にするほど? な言葉が伏せ字になっているに

当時の言語統制状況がわかる。