2005-04-20 高橋克彦版 四谷怪談 読書の記録_国内作家た行 高橋克彦 講談社文庫 ベースはむろん鶴屋南北版。 基本にのっとりつつも現代風に怖がらせている。 お袖の因果話が江戸時代のものっぽいよなあ、と思う。 伊衛門の、状況に流されて悪人ぶりが強くなる過程がいい。 いい人な伊衛門はいやだなあ。 しかし、お岩の「恨みはらさでおくべきか」の台詞が、 どうしても魔太郎を連想してしまうのだ。 魔太郎に毒されすぎ?