月と六ペンス

モーム/著 行方昭夫/訳 岩波文庫

あらすじさえ知らないけれど、タイトルが有名な名作(私にとって)。

作者前書きで、ゴーギャンの生涯が元になっていると書いてあるが、

詳細設定は異なるらしい。

ゴーギャンについては、彼の子孫がその後どうしているか、

という話を読んだ記憶があるけれど、ゴーギャン自身の生涯はよく知らない。

小説では、証券会社勤務時代の影の薄さから

画家になってからの荒々しさの落差と、

死の画面の描写が力強い。