2005-10-28 怒りの葡萄 読書の記録_国外作家さ行 (上)(下) スタインベック/著 大久保康雄/訳 新潮文庫 とっかかりが読みづらかったが、慣れれば問題なし。 文句なしの名作。 20世紀前半の世界大恐慌時代のアメリカ失業問題の話なのだよね。 ジョードー一家は葡萄摘みの仕事はしていなかったので、 タイトルがなぜ葡萄なのか? というのはあるけど (解説は読まなかったので)。 説教師(本作は元だが)が出てくると面白いなあ。 同時代に、日本でも同じ問題は起こったかと思うけれど、 アメリカの状態とはまた違った悲惨な生活だったのだろうなあ。