2005-11-17 岡本かの子 ちくま日本文学全集 読書の記録_国内作家あ行 岡本かの子 筑摩書房 短篇、短歌、一部書簡を収録。 作品数が多いので省略。 短篇は有名ところはほぼ収録されていると思う。 フェロモンある文章が素敵。 小説は案外本格的に書き始めが遅くて、 本腰を入れたのは晩年10年に満たないとは思えない程 艶やかな内容である。 さすがは岡本太郎の母、というか夫の一平も非凡な人だったようなので、 太郎の様な人を輩出されたのは当然かな。 かの子の年譜だけでも面白い。 瀬戸内寂聴(晴美)が書いている かの子主人公の伝記小説また再読したくなった。