岡本かの子 ちくま日本文学全集

岡本かの子 筑摩書房

短篇、短歌、一部書簡を収録。

作品数が多いので省略。

短篇は有名ところはほぼ収録されていると思う。

フェロモンある文章が素敵。

小説は案外本格的に書き始めが遅くて、

本腰を入れたのは晩年10年に満たないとは思えない程

艶やかな内容である。

さすがは岡本太郎の母、というか夫の一平も非凡な人だったようなので、

太郎の様な人を輩出されたのは当然かな。

かの子の年譜だけでも面白い。

瀬戸内寂聴(晴美)が書いている

かの子主人公の伝記小説また再読したくなった。