2005-12-05 弥陀の舞 読書の記録_国内作家ま行 水上勉 角川文庫 水上勉お約束な、薄幸系少女が主役な話。 ああ、またですかという感じなのだが、 叙情的に話が進むので途中で気にならなくなる。 解説によると、谷崎潤一郎、宇野浩二の系譜らしい。 実際、水上勉は推理小説も書いているけれど、 宇野浩二の弟子だったし。 古いものを潰していく明治時代の頃に、 和紙の製法を守っていこうとしている人々が描かれている。 最後の最後は皆報われたのだよね?