奇術師

クリストファー・プリースト/著 吉沢嘉道/訳 ハヤカワFT文庫

2006年、世界幻想文学大賞受賞作。

19世紀末から20世紀初頭に活躍した、

生涯確執関係があった2人の天才奇術師。

そして20世紀後半、2人の子孫たち。

時代が交互して「瞬間移動」のイリュージョンの謎、

そして子孫達にまで影響を残したものとは何か。

手記と語り、どちらにも騙しのテクニックがあって

ラストの状況が引き立たせる。