2006-05-11 暁の寺 豊饒の海(三) 読書の記録_国内作家ま行 三島由紀夫 新潮文庫 一番きらびやかな雰囲気の巻。 生れ変わりであるタイの姫君ジン・ジャンなのだが、 彼女の視点の箇所がほとんどなく、 今までは、傍観者的だった本多が主人公的視点で書かれている。 全巻出ている本多が年をとるにつれて、醜くなっていくんだが、 とうとうこの巻では変態になっちゃたよ、もう。