2006-08-03 わたしたちが孤児だったころ 読書の記録_国外作家あ行 カズオ・イシグロ/著 入江真佐子/訳 早川書房 子供時代に上海で暮らしていた主人公。 主人公の両親が相次いで失踪。 主人公はイギリスに戻り、失踪した両親を探すために 有名な私立探偵になる。 そして、日中戦争勃発直後くらいの上海へ 再び戻るのだが。 何か主人公の両親は誘拐されて監禁されているが、 丁寧に扱われている、という確信(というか妄想) に満ちた主人公の存在自体が不思議小説。 同でもいいけど、いつもこの著者の名前をど忘れしてしまい 何故かイサム・ノグチと混在してしまう。