わたしたちが孤児だったころ

カズオ・イシグロ/著 入江真佐子/訳 早川書房

子供時代に上海で暮らしていた主人公。

主人公の両親が相次いで失踪。

主人公はイギリスに戻り、失踪した両親を探すために

有名な私立探偵になる。

そして、日中戦争勃発直後くらいの上海へ

再び戻るのだが。

何か主人公の両親は誘拐されて監禁されているが、

丁寧に扱われている、という確信(というか妄想)

に満ちた主人公の存在自体が不思議小説。

同でもいいけど、いつもこの著者の名前をど忘れしてしまい

何故かイサム・ノグチと混在してしまう。