島尾敏雄 ちくま日本文学全集

島尾敏雄 筑摩書房

<収録作品>

『格子の眼』『春の日のかげり』『島の果て』

『出孤島記』『出発は遂に訪れず』『兆』

『子之吉の舌』『冬の宿り』『われ深きふちより』

『廃址』『川にて』『夢屑』

前半収録分は、自身の特攻隊員の頃の経験、

後半は長編『死の棘』に繋がる話。

こんなに精神を病んだ話を散々書かれてしまった

妻のミホの老後は、しまおまほのエッセイによると

凄く元気で幸せそうで良かったと思うのであった。