2007-01-26 菊亭八百善の人びと 読書の記録_国内作家ま行 宮尾登美子 新潮社文庫 江戸高級料亭八百善の歴史と内実についての物語。 歴史は本当のものっぽいけど、 内実はフィクション強いかと思われ。 八百善9代目となる人に嫁いだ人が 主人公モデルとなっている。 物語は永田町に店舗があった時代の頃のもので ここで店を畳むところまででの話となっている。 「人びと」とタイトルになっているように、 人物の運命も書かれているがとにかく歯がゆい歯がゆい。 店の運命が本来の意味での 江戸っ子が消え行く様と似ている印象だった。