テヘランでロリータを読む

アザール・ナフィーシー/著 市川恵里/訳 白水社

珍しく話題本を読んでみた。

といっても話題されてたのは去年の秋くらいだが。

1978年のイスラーム革命から18年間の

著者のイランで経験した回顧話。

イスラーム革命前の西洋化された世界だったのが、

突然前時代的な、抑圧された世界に一転される様は

やっぱり嫌なもんだなあ。

そんな中で、英文学者の著者は自宅で

8人の教え子に禁制されてしまった西洋文学の秘密講義を行う。

全体としては、著者は小説があったから

精神的には救われたといたのだけど、

逮捕されたりした教え子はどうだったのだろうか。