のらくろ漫画集 全4巻

田河水泡 講談社少年倶楽部文庫

家にあったけれど、タバコヤニと日焼けでばっちくなってるので

読むのにかなり躊躇していた漫画本。

寝る前に読んでいたのでかなり時間かかったよ!

捨て犬だったのらくろが軍隊に入隊、

どんどん出世をして大尉までいったところで除隊して大陸へ行って

資源確保の活動をするところで終了。

ちゃんと読んだのは今回が初めてで、

第1巻は、昔の漫画すぎ(昭和6年昭和16年連載)なためか

絵柄が安定しないためか、読むのに馴れず苦労した。

のらくろ幼少回想話以降から面白くなってきた。

のらくろにデカという部下が出来たあたりからかな。

前半では人間も出てくるのだが途中からは動物のみばかり。

どの動物がどこの国かはだいたいわかったが、

よく猛犬聯隊(のらくろが所属している)と戦争していた

山猿やゴリラはどこの国なのだろう?

家族の者が特にどこというわけではないと言っていたけど?

実は、のらくろは戦争話よりも、訓練とかの軍隊日常生活がメインだった。

一応、覚え書き↓

犬:日本および朝鮮半島

豚:中国

羊:満州

山羊:蒙古

熊:ソ連

まあ、気になるのが猛犬聯隊のメンバーが全部洋犬で、日本犬がいないところだなあ。

戸川幸夫の動物小説の中に、

当時の日本には純血腫の日本犬が減っていて、

洋犬と雑種(最近はミックスというらしいね)ばかりだったという記述を連想させる。