人はなぜエセ科学に騙されるのか (上)(下)

カール・セーガン/著 青木薫/訳 新潮文庫

カール・セーガンのラストエッセイ集。

タイトル通り、所謂エセ科学(UFO、ミステリーサークル等)と

本当の科学とはということについて、科学者としての見解を書いたもの。

講義的な構成なので、真面目な内容。

個人的にエセ科学が支持されるのは、「面白い」からだと思う。

エンターテインメントで物語性があるから「面白い」のだけど、

かたくなに信じ込むのは、端から見ると? だ。

自分自身まで取り込まれてしまうと、「面白い」だけじゃすまされなさそう。

懐疑的な視点も入れて、遠くから眺めるのが楽しいのじゃないのかな。