2007-08-27 浅草紅団 浅草祭 読書の記録_国内作家か行 川端康成 講談社文芸文庫 『浅草紅団』『浅草祭』一応対になっているとも言える内容。 東京の中心が浅草から銀座へと移行していった 1930年代前半の話。 浅草が、不良少年少女と浮浪者の街と化して (今だと新宿と渋谷を混ぜた感じ? と言いたいけど、やはり違う感じだ) 魔都になりかねない雰囲気の世界が描かれていて、 後期の日本の美とかいった 川端康成の作品世界とは別世界。 浅草紅団のリーダー、弓子は高橋葉介の漫画に出てても 全く違和感なしの、変幻自在少女だ。