ゴーレム100

アルフレッド・ベスター/著 渡辺佐智江/訳 国書刊行会

100のところは正確には「100乗」と読むんだ。

自分はSF小説はあまり読まないので、ベスターの本は初読。

そんな自分でも『虎よ、虎よ!』のタイトルくらいは知っている、

そのくらい有名な人。

未来のNY(作中ではガフと呼ばれている)にて、

蜜蜂レディたちによる

黒魔術によって呼び出されるゴーレム100、

ゴーレム100による凶悪殺人事件に巻き込まれて

ゴーレム100の正体を探すことになる

日系天才化学者、精神工学者の黒人美女、

教養ありまくりななインド人警察官。

上記が主な登場人物なのかな。

中身は、狂気のどんちゃん騒ぎで一気に読ませる。

強烈なグラフィックが出てくるあたりからが凄い、凄すぎる!

言葉遊びだらけなので、翻訳した人大変だったろうなあ。

他のベスター作品も読んでみたくなったぞ。

※狂気の世界はともかくも、

下品なシーン、言葉等が延々と続くので、

そういうの読むと不快になる人は読まない方が吉。