失われた探険家

パトリック・マグラア/著 宮脇孝雄/訳 河出書房新社

<収録作品>

『天使』『失われた探険家』『黒い手の呪い』

『酔いどれの夢』『アンブローズ・サイム』

『アーノルド・クロンベックの話』『血の病』

『串の一突き』『マーミリオン』『オナニストの手』

『長靴の物語』『蟲惑の聖餐』『血と水』

『監視』『吸血鬼クリーヴ あるいはゴシック風味の田園曲』

『悪臭』『もう一人の精神科医』『オマリーとシュウォーツ』

『ミセス・ヴォーン』

現代小説だけどゴシック趣味たっぷり!

なのに、この作家はアフリカが好きなのか?

前半『天使』~『血と水』はそういった風味たっぷり物語、

後半の『監視』~『ミセス・ヴォーン』は

全て信頼できない語り手による物語なのでした。