蛸の八ちゃん

田河水泡 講談社漫画文庫

以前は読みづらいなあと放置していたのだけど、

先日読了。

なぜか読みやすく感じた。

表紙の八ちゃんがソバをすする絵が

首つりしているように一瞬見えたなのは何だったのだろう。

疲れてるんだろうか?

蛸の八ちゃんが、人間社会を学ぶため

地上生活を始めて、小さな騒動を起こしながらも

何故か馴染んでそのうち子蛸たちも地上へ呼び寄せ

共同生活を送っている。

洋服を着ている蛸たちがなんかシュール。

そして、鼻眼鏡まで掛けるようになった八ちゃんは

悪役面になってるよ、いいのか?

以下ラストネタバレについて。

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八ちゃんたちが何かのきっかけで

「やっぱり海がいいや」と海へ帰っていく

人間社会への批判ぽいオチで終了するかと思ったのに

全然違う。

サトウハチロー作詞の「蛸の八ちゃん音頭」を

踊りまくって盛り上がったところで終わってて

途中で置いてけぼりにされた気分になったのだった。