レベッカ (上)(下)

 

デュ・モーリア/著 茅野美ど里/訳 新潮文庫

再読本である(といっても10年くらいぶり?)だけど、

一旦読むと続きが気になって仕方ないくらい、

相変わらずとても面白かったなあ。

「わたし」にとってすでに亡くなっている存在なのに、

マンダレーで常に脅威を感じざるえない

前妻のレベッカの存在が不気味。

ヒッチコックの映画版だとなぜか魅惑的な感じを

与える描かれ方をされているっぽいけど

原作である本書でのレベッカはそんな感じはない。

下巻からの怒濤の展開はもう半端じゃなかった。

しかも、ラストの止め方も……。