2009-04-25 緋色の記憶 読書の記録_国外作家か行 トマス・H・クック/著 鴻巣友季子/訳 文春文庫 1997年度MVA最優秀長編賞受賞作。 確か著者の出世作でもある。 表紙が好みじゃなくて今まで未読だった。 だって1920年代という時代設定に合わないんだもの。 タイトルの「緋色」は、物語の要所要所にこの色が使われていて、 なおかつ『緋文字』を連想させられる話の展開であった。 精緻で美しいけど陰がある話なので人気作なのには納得。