2009-04-29 花と龍 (上)(下) 読書の記録_国内作家は行 火野葦平/著 岩波現代文庫 著者の両親の生涯を書いた話。 映画にもなっているらしいね。 内容的には、明治篇と昭和戦前篇といった 北九州若松を舞台にした波瀾万丈の物語。 当時の若松が西部劇の無法地帯ぽい地域らしく そのあたりの描写等、歴史小説とも読める。 戦前の芥川賞受賞作家だし、『麦と兵隊』が 教科書的に有名な作家なので固い話かと思ったが、 とても読みやすくて長さも気にならずに読めた。