ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2

田中啓文/著 集英社

<収録作品>

『蛇含草』『天神山』『ちりとてちん

『道具屋』『猿後家』『抜け雀』『親子茶屋』

謎はさりげなく提示されて全体のスパイスみたいな感じだった。

どっちかというと、主人公竜二の落語家としての

成長物語と梅寿師匠および周囲との人情話を

連作短篇で読ませさせられる内容だ。

ということで、竜二の周辺設定を理解するために

本当は1作目からちゃんと読むのが正解。

ちなみに、謎解きも竜二がしていて

梅寿師匠は全く謎解きはしてないよ!

サブタイトルだけだと梅寿師匠が主人公のようだ。