寒い国から帰ってきたスパイ

ジョン・ル・カレ/著 宇野利泰/訳 ハヤカワ文庫NV

今さながら初読了。

冷戦時代(1960年代)の東ドイツとイギリスとの

諜報部の闘いを描く。

ベルリンの壁崩壊当時のことは憶えてるとはいえ、

現代からだとソ連だとか、ベルリンの壁だとか

もう歴史上のお話であり、それに関するスパイ物語が

一種のファンタジイのように読めてしまった。

ファンタジイとはいっても、非情すぎな世界で

後味悪い話なのではあるけど。