リア王 シェイクスピア全集5

シェイクスピア全集 (5) リア王

シェイクスピア/著 松岡和子/訳 ちくま文庫

リア王が自分の娘たちのことを

ちゃんと知っていれば起こらなかった悲劇。

生前に財産分与したとりしても

揉め事が出てしまうというあたりや

王の部下のグロスター伯爵が不倫をした結果の

実子と庶子との問題も

現代の家族間問題として十分通用する。

解説でも書いてあるが、リア王一家も

グロスター家も母親の影がないのは気になるな。