ジャック・ケッチャム/著 金子浩/訳 扶桑社ミステリー文庫
<収録作品>
『雑草』『川を渡って』
中篇集で鬼畜ホラー集。
『閉店時間』
バー強盗の鬼畜さよりも、
9.11テロ直後の人々の哀切的感情の細やかな描写の方が強め。
『ヒッチハイク』
漫画『ゾンビ屋れい子』に登場する
サイコな鬼畜人格者を連想させる登場人物が。
漫画化するにはグロすぎだけど。
『雑草』
収録作品中、最も鬼畜的な作品。
レイプが趣味な夫婦という自体がひくけど、
特に女の方の荒涼とした精神が酷すぎ。
フィクションではなく実際の事件を一部参考にしてるらしく、
そんな現実世界の暗部に恐怖する。
『川を渡って』
でも、女性売買組織の描写はやはり鬼畜。