狼・さそり・大地の牙

狼・さそり・大地の牙

福井惇/著 文藝春秋

副題『「連続企業爆破」35年目の真実』

1974年8月30日東京丸の内で起こった三菱重工爆破事件

当時取材していた産経新聞記者によるドキュメント。

警察、マスコミ側から見たテロリスト像が浮かび上がる。

新聞記者の執念や大変さはよくわかるが

テロリストが何故事件を起こしたかの深層心理がよくわからないが残念。

『熾天使の夏』の矢吹駆の罪である事件のモデルは

たぶんこの事件なのだろうなと推測される。