血族

山口瞳/著 文藝春秋

今は文庫版もある。

2011年初読了本。

私小説なのだが、作者自身の出生の謎から

両親特に母の実家の謎を探すということで

ルポタージュ風に読める。

出生の謎はそれほど複雑ではない。

しかし、母が死ぬまで必死で隠したことを探し尽くそうという

小説家魂の恐ろしさよ。