善と悪

善と悪―犯罪心理分析の父、その凄絶なる冒険

ロジャー・L・デピュー、スーザン・シンデーエット/著

東本貢司/訳 PHP研究所

「犯罪心理分析(プロファイリング)の父、その凄絶なる冒険」

の副題どおり、FBI心理分析の礎を作った一人である

ロジャー・L・デピューの自伝。

日本でも有名なプロファイラーであるロバート・K・レスラーの上司でもある。

プロファイルの技術とかも興味深いけど、

著者の人生の波瀾万丈さも魅了的な内容であった。

高校生のときぐれててもやり直しがきいたり、

絶望に落ち込んだ後、宗教生活に入るあたりは

アメリカらしさだなと思った。

なお、実際に関わった事件については

部下たちが出版した著作を読めばよい。