2012-01-20 ヒトラーの秘密図書館 読書の記録_国外作家ら・わ行 ティモシー・ライバック/著 赤根洋子/訳 文藝春秋 タイトルが大げさだが、内容はいたって真面目な歴史書。 ヒトラーが所蔵していた本がどうヒトラーに影響を与えたのか考察している。 子供時代は特に反ユダヤ系の家庭で育っていたわけでもなく 特にユダヤ人に悪意を持っていなかった彼に、 反ユダヤの思想という考えを持たせたのが マディソン・グラントの『偉大な人種の消滅』からであろうこと等 新たなヒトラーの側面が見えてくるのであった。