ヒトラーの秘密図書館

ヒトラーの秘密図書館

ティモシー・ライバック/著 赤根洋子/訳 文藝春秋

タイトルが大げさだが、内容はいたって真面目な歴史書

ヒトラーが所蔵していた本がどうヒトラーに影響を与えたのか考察している。

子供時代は特に反ユダヤ系の家庭で育っていたわけでもなく

特にユダヤ人に悪意を持っていなかった彼に、

ユダヤの思想という考えを持たせたのが

マディソン・グラントの『偉大な人種の消滅』からであろうこと等

新たなヒトラーの側面が見えてくるのであった。