犬の心臓

犬の心臓 (KAWADEルネサンス)

ミハイル・A・ブルガーコフ/著 水野忠夫/訳 河出書房新社

旧ソ連では黙殺されていた作家の奇妙な物語。

死人の脳下垂体を移植された犬が人間化するという、凄く気味が悪い展開が

ソ連設立直後のモスクワの人たちの生活と絡めて書いてある。

まだこの頃はブルジョワな人が結構堂々と生活しているんだな。

ラストにもう一段どんでん返しあり。