佐野眞一/著 新潮社
司法の闇について書かれたルポ。
前作の第一審裁判で無罪になったゴビンダさんが、
直後に再拘留、二審無期懲役になるところから始まる。
(本書は2001年発行)
ということは、今年(2012年)やっと釈放されネパールに帰国したから
10年以上勾留されてたということか。(その辺りはTVドキュメント観た)
物的証拠および状況証拠からも、ゴビンダさんは冤罪だったと
されていて本書でもその辺りが詳しく書かれている。
殺害された女性に引き込まれる人々についても書かれているが
メインは冤罪事件についてだろうと思う。