2017-04-18 次郎物語 第四部 読書の記録_国内作家さ行 下村湖人/著 偕成社 第四部から、自伝小説ではなく 次郎独自の物語になって驚いた。 また、明治時代の田舎の話かなと思ったら 舞台は昭和初期だった。 第四部は、五・一五事件直後 (ということで1932年というのがわかる) 軍の批判をした朝倉先生の辞任を巡る内容で およそ20日間くらいしか時間が経過していないらしい。 自伝的要素はなくなったが、 当時の時代空気感が感じらせて、 日本での自由思想が失われつつあるのがよくわかった。