2017-04-20 次郎物語 第五部 読書の記録_国内作家さ行 下村湖人/著 偕成社 シリーズ最終巻。 もう自伝要素は全くなくなっている。 故郷を追われた形になった次郎は東京へ上京し 朝倉先生たちと青年自由塾経営の手伝いをしている。 次郎の恋の悩みと並行し、塾への軍への圧迫をはじめ 二・二六事件の影響など暗い世相が影を落とす。 本作は塾の解散を予想されるラストであるが 次郎の今後はおそらく波乱万丈になりそうな結末だった。