エドガルド・モルターラ誘拐事件

エドガルド・モルターラ誘拐事件 少年の数奇な運命とイタリア統一

デヴィッド・I・カーツァー/著 漆原敦子/訳 早川書房

まず、死亡しそうな異教徒に、一般のカトリック教徒が

即席で洗礼させることができるのが乱暴だなと思った。

それも自分で判断できない赤ん坊に対してかつ

その家族に隠れてというあたりが。

19世紀半ばのイタリアのユダヤ人の少年が

強制洗礼が理由で教皇の配下に連れ去られる事件に

ついての話だが、国際的騒ぎに発展しているのに

なぜか物足りなさを感じてしまった。