2018-01-01から1年間の記事一覧

めしにしましょう 第6巻

小林銅蟲 講談社 濃ゆさが全く衰えない。 何よりも恐ろしいことに、料理は実際に作られたものを 漫画化したものということだった。 現実に料理作成しているのは女性ではなく男性だけど。

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー

ケン・リュウ/編 中原尚哉/他訳 早川書房 <収録作品> 『鼠年』『麗江の魚』『沙嘴の花』『引き裂かれた世代:移行期の文化における中国SF』陳楸帆/著 『百鬼夜行街』『童童の夏』『龍馬夜行』『中国SFを中国たらしめているものは何か?』夏笳/著 『沈黙都市…

1122 第4巻

渡辺ペコ 講談社 いい夫婦の日に発売&読了。 全然心温まらない、むしろ怖い展開に。 妊娠フラグだけど、おとやんの子になると 『にこたま』の二の舞になるのでそれはなしにして欲しい。

マルドゥック・フラグメンツ

冲方丁/著 ハヤカワ文庫 JA <収録作品> 『マルドゥック スクランブル“104”』『マルドゥック スクランブル“-200”』 『Preface ofマルドゥック スクランブル』『マルドゥック ヴェロシティPrologue & Epilogue』 『マルドゥック アノニマス“ウォーバード”』…

湖畔荘 (上)(下)

ケイト・モートン/著 青木純子/訳 東京創元社 第一次大戦後のシェルショック問題が印象的であるが、 本作でも書かれている偶然が偶然を呼ぶ展開が 後半すごすぎで苦笑。いや、いい結末なんだけどね。

なにかのご縁

野崎まど/著 メディアワークス文庫 野崎まどとしては ほのぼのハートウォーミングストーリーで 別人の作品かと思ったくらい。 うさぎさんが可愛すぎる。

マルドゥック・ヴェロシティ 全3作

冲方丁/著 ハヤカワ文庫JA 前作の『〜スクランブル』が未読で大丈夫か という不安はあったが、本編は前作の前日譚だったので ストーリー上は問題なかったといいたいが たぶん前作の伏線や謎が明かされてそうな部分がりそう。 前半の明るさが反転して後半で虚…

夢幻諸島から

クリストファー・プリースト/著 古沢嘉通/訳 早川書房 夢幻諸島ことドリーム・アーキペラゴの 各島ごとのガイドブック。 ということになっているが、島ごとの短編小説風で 同じ登場人物が何度か登場してくる。 夢幻諸島にふさわしい不思議な話だった。

母の記憶に

ケン・リュウ/著 古沢嘉通ほか訳 早川書房 <収録作品> 『烏蘇里羆』『草を結びて環を銜えん』『重荷は常に汝とともに』 『母の記憶に』『存在』『シミュラクラ』 『レギュラー』『ループのなかで』『状態変化』 『パーフェクト マッチ』『カサンドラ』『残…

フロスト始末 (上)(下)

R・D・ウィングフィールド/著 芹澤恵/訳 創元推理文庫 著者お亡くなりのためシリーズ完結。 死を予感されていたためかフロスト異動するかも という話が出てきたのだろうか。 前半で事件がどんどん増えてどう処理するの、というところから 後半で一気に片付け…

怪談のテープ起こし

三津田信三/著 集英社 実話風怪談物語。 それぞれ独立した話のようで実は、というのが 前振りにあって実際そんな感じだが 全体的に気味悪い雰囲気たっぷり。

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。

小林泰三/著 一迅社 表紙イラストは意味ないものかと思っていたが 作中にちゃんと該当シーンがあった。 ホラーでSFでミステリで、と ジャンルに収まりきれない設定の小説だった。 著者らしいといえば著者らしい。

憧憬の先にあるもの

水鏡希人/著 メディアワークス文庫 一冊で完結しているとはいえ、 結構主要な登場人物が死亡したりして 容赦なかった。

はたらく魔王さま! 18

和ヶ原聡司/著 電撃文庫 間が空いてしまったためか 異世界側に興味がそれほどないためか 登場人物の半分が誰状態に。 人間界は進路や異動の季節になって変動あり。

大奥 第16巻

よしながふみ 白泉社 表紙の和宮、怖すぎ。ホラー漫画か? でも本編の和宮はかわいそうな人生を歩んできて 苦労人だったりするが、家茂と徐々に 仲良くなっていくところに救いがあった。 でも家茂の命はあとわずかなんだよなあ。

ザ・ホスト 全3部作

ステファニー・メイヤー/著 小原亜美/訳 SBクリエイティブ 最初は、異星人が 『寄生獣』みたいに人間に寄生をして 地球を侵略するディストピアSFかた思ったが 途中から恋愛ものとなりつつあり 予想もいかない方向にいって驚いた。 読了後、『トワイライト』…

神々の山嶺 (上)(下)

夢枕獏/著 角川文庫 上下ともかなり分厚いが 作者の文体のせいかあっという間に読めた。 羽生の執念とそれに影響される深町との 最後の登山が鬼気迫る。

谷崎潤一郎/著 新潮文庫 女性同士の同性愛事件を書いたもの、 とされているがどちらとも別に男性のパートナーが いるってことはバイセクシャル? 商家のお嬢様である光子が 谷崎作品の魔性系ヒロインであるが 魔性だけでなくサイコパス要素が強い。

紅のアンデッド

川瀬七緒/著 講談社 岩楯刑事は、相棒が鰐川刑事の方が やはり物語の進め安定する。 事件関係者たちの闇が深いのも定番だが、 今作で元気が取り柄のようにみえる 赤堀先生の心の闇がでてきて重い。

細雪 (上)(中)(下)

谷崎潤一郎/著 新潮文庫 登場人物が様々な病気にかかるのと 雪子のお見合い話は記憶にあったが、 その合間にある大洪水や白系ロシア人との交流などの エピソードなどは忘れていた。

神は細部に宿るのよ 第5巻

久世番子 講談社 三年ぶりの新刊かつ、収録作の最新版が 一年前のものと内容が古いのだが、 ツッコミどころはとても共感できた。

古書泥棒という職業の男たち

トラヴィス・マクデード/著 矢沢聖子/訳 原書房 1931年ニューヨークで起こった 図書館の図書盗難事件の顛末。 古書を盗むための過程に関する 窃盗団が組織的だったことやそれに対する 図書館の防犯対策など興味深かった。 中には窃盗犯が更生して図書館司書…

ふしぎの国のバード 第5巻

佐々大河 KADOKAWA 急に過去話が出て驚いた。 ちゃんと北海道まで行った話で完結するのだろうか。

翼竜館の宝石商人

高野史緒/著 講談社 レンブラント本人は最後の最後で登場する 歴史ミステリ。 本格ミステリか? と見せかけて どちらかというと幻想小説だった?

スレーテッド 全3巻

テリ・テリー/著 竹内美紀/訳 祥伝社文庫 近未来のイギリスが舞台の ディストピア小説。 ヒロインの秘密がとかく多すぎ、隠されすぎで 結構引っ張るが最終的には解決はされて 救いはある。

レイジ

誉田哲也/著 文藝春秋 著者と同世代と思われる 登場人物の音楽青春物語。 どちらかというと武士道シリーズ寄り。

異世界居酒屋「のぶ」 第7巻

蝉川夏哉/原作 ヴァージニア二等兵/作画 KADOKAWA いい最終回だった、的なまとめ回あり。 伏線ぽい部分がまだ回収されていないので続くかもだが 原作ストックそろそろ尽きた?

アキラとあきら

池井戸潤/著 徳間文庫 分厚いけれど、サクサク読める。 例によって銀行員が主役だが 子ども時代から話が始まるため 成長物語といったところか。 二人のあきらが敵対するかと思ったが そういう話ではなかった。

約束の方舟 (上) (下)

瀬尾つかさ/著 ハヤカワ文庫JA 表紙で損してそう。 女の子二人はあの登場人物だろうと推測は できるけど、話の設定的に現代的な格好は してなさそうなのでなんか違う。 SFとしては基本的な話だと思う。

新小岩パラダイス

又井健太/著 角川春樹事務所 新小岩ってカオス。 自由とお金どちらか大事かというのは ベタな話でありストーリーの結末も予想できたが 嫌いではない。