読書の記録_国内作家か行
桐野夏生/著 幻冬舎 日本人だが無国籍のマイコ。 スリリングだが、なんか釈然としない話だった。
北尾トロ/著 河出書房新社 日本の(といってもほぼ関東圏)の 終着駅に行ってみる話。旅要素は低い。 相方が最初うっとおしかったが後半では馴染んでたのでよかった。
櫛木理宇/著 光文社 閉鎖的な田舎の人の怖さ。 この結末はハッピーエンドなのかな。
桐野夏生/著 毎日新聞社 そりゃ主人公は家出するよな という出だしでよかった。 家出することで崩壊直前の家族がまとまっていく 過程がよかった。
京極夏彦ほか/著 MF文庫ダ・ヴィンチ <収録作品> 京極夏彦『成人』 福澤徹三『見知らぬ女』 安曇潤平『顔なし地蔵』 加門七海『茶飲み友達』 中山市朗『怪談BAR』 小池荘彦『リナリアの咲く川のほとりで』 立原透耶『つきまとうもの』 木原浩勝『後を頼む…
櫛木理宇/著 早川書房 タイトルは最後まで読んで理解。 ミステリというかホラーというか、 ラストの後も不穏な話が続きそうな感じ。
垣谷美雨/著 実業之日本社 喫煙者の禁煙ストーリー。 経験した人にはあるあるだろうか、 非喫煙者にとっては理解しづらい部分もあった。
今野敏/著 実業之日本社 シリーズ2作目らしいが、特に問題はなし。 ヤクザが崩壊寸前の学園を立て直そうとする コメディ小説。
垣谷美雨/著 新潮社 バブル末期の購入した中古分譲団地の その後を描く。かなりリアルな内容で暗いが 一応救いのある結末に。
垣谷美雨/著 祥伝社 1970年代に大学生だった 女性三人三様の人生。 主役が三人なので話がばらけがちだった。
川瀬七緒/著 講談社 シリーズ4作目。 いつもにまして 変人的な人の割合が多かったな。 しかも犯人がシリーズで最も頭おかしい人物だった。
川瀬七緒/著 講談社 シリーズ3作目。 虫の描写がじわじわ恐ろしいので 虫がダメな人は読めないだろうな、このシリーズ。 話の構成は様式美?かどの作品も同じである。
川瀬七緒/著 徳間書店 心理学を応用した嫌がらせを 二人の主人公が別々に同じターゲットに行う。 ブラックだけどターゲットが悪人なので 主人公がやっていることが犯罪だけど仕方がない感がある。
勝谷誠彦/著 講談社 全国の酒蔵へ訪問する紀行エッセイ。 じっくる読まされる内容。 本書発行から5年たっているので 日本酒界隈の環境はまた違うものになっていそう。
小林章/著 グラフィック社 サブタイトルが魅力的。 タイポグラフィー入門書でも使える。 前半は日本の看板文字についての考察がわかりやすく。 後半は著者の本業であるフォントデザインについて書かれている。
木原浩勝/著 角川文庫 今回はあっさりした話が多めかな。 そして、偶然にも著者本人を見かけたが 思ったよりも小さめだった。
壁井ユカコ/著 メディアワークス文庫 メディアワークス文庫の趣旨がわからず 手を出したが、大人のラノベ向けといった内容のようである。 設定は重いものだが文章は軽め。 少年少女が主役の青春小説。
小池真理子/著 集英社文庫 <収録作品> 『菩薩のような女』『転落』『男喰いの女』 『妻の女友達』『間違った死に場所』『セ・フィニ-終幕』 これは、怖いサスペンスミステリばかり。 とにかく女性が怖くて、男性ななんらかの形でひどい目にあうのが どの…
垣谷美雨/著 双葉社 少子化対策のために<抽選見合い結婚法>が 実施されたという設定での話。 <抽選見合い結婚法>に該当される主要登場人物らが どう対処していくかというのが軸だが 思ったよりはコメディ路線だった。 テーマは重そうなのだが軽い読後感。
角田光代/著 日本経済新聞出版社 ボクシングを通しての 成長青春小説。 とは全く知らずに読んだので今までの角田作品と 系統が異なり驚いた。
河原敏明/著 講談社 皇族記者によるエッセイみたいなものだが、 ゴシップ度が高い。
垣谷美雨/著 双葉社 掃除(片付け)アドバイザーの女性と 彼女とと関わる人たちとの短編集。 本作はファンタジー色はなく読みやすかった。
片川優子/著 講談社 獣医学部の学生たちの連作短編集。 表紙のイメージどおりな内容。
垣谷美雨/著 小学館 終末医療の話にファンタジーを絡めている。 夢で人生のやり直しをして、自分の人生に悔いないか。
小林公二/著 講談社 祖国独立のため、ナチスドイツと闘って英雄とも いえたピレツキだったが、 戦後、ソ連に抑え込まれて共産主義に陥った 国に反逆者扱いされて処刑されるなんて。 読了まで時間はそれほどかからなかったが文章は読みづらかった。
金井美恵子/著 平凡社 エッセイ集とはいえ 結構文章が難しいのでとっかかりづらい。 デビュー前の高校生のときに文章が 10代とは思えないほどしっかりしている。
近藤史恵/著 光文社 <収録作品> 『ババアと駄犬と私』森奈津子 『最も賢い鳥』大倉崇裕 『灰色のエルミー』大崎梢 『里親面接』我孫子武丸 『ネコの時間』柄刀一 『パッチワーク・ジャングル』汀こるもの 『バステト』井上夢人 『小犬のワルツ』太田忠司 …
神林長平/著 トクマ・ノベルズ 創壊という概念や タイトルもそのとおりな設定だが フランツ・カフカからきてるのが明らかだったり なんか楽しかった。 あと、読了済の神林作品が完全なシリアスばかりだったが 本作はコメディ部分もあって新鮮だった。
萱野茂/著 平凡社新書 戦前のアイヌの村での暮らしの思い出など 今や貴重な生活記録。 著者はもう亡くなっているらしいので残念。
川成洋/著 集英社新書 イギリス人スパイ列伝。 作家や外交官など、紳士階級出身ばかりなのが お国柄なのか興味深かった。