2005-06-20 北愁 読書の記録_国内作家か行 幸田文 新潮文庫 喜怒哀楽の「哀」の話なのだな、と思う。 対照的で仲はそれほど良くないけれど、なんとなく付き合いがある 歳が離れた従兄妹同士、それぞれの人生。 結婚・離婚・再婚についての動きが、 「すばやい」主人公がなかなか動けず、 「のろい」従兄がさっさと動く、という真逆の行動をとったり、 従兄の死の様子が「哀」な感じがするのであった。