2005-12-22 伯林-一八八八年 読書の記録_国内作家か行 海渡英祐 講談社文庫 若き日の森林太郎(森鴎外)ドイツ留学時を題材にしたミステリ。 密室殺人事件に対し、 急遽探偵役をつとめることになった鴎外。 ビスマルク等、実在人物も登場して豪華なはずなのだが、 人物の使い方がもったいない。 解説で中島河太郎も指摘しているとおり、 歴史上の有名人に対して各個人イメージがあるからか、 というのもあるけれど、上手く動かせている小説も 実際あるわけで(山田風太郎の明治ものとか)。