2008-11-16 贋・久坂葉子伝 読書の記録_国内作家は行 富士正晴/著 講談社文芸文庫 当時では最年少の18歳で芥川賞候補にもなり 昭和27年の大晦日に21歳で自殺した 久坂葉子についての私小説。 ちなみに久坂葉子こと川崎澄子は 川崎財閥の一族出身。父は元男爵。 鉄道自殺はやめれ、と言いたいが、 戦後になって一見自由を得たような 元貴族の娘が結局家や男女関係でがんじがらめに なって潰されていった感が。