<盗作>の文学史 市場・メディア・著作権

栗原裕一郎/著 新曜社

文学史、といった感じか。

明治~平成までの盗作文学史を初めて(らしい)

体系的にまとめたもの。

戦前は、盗作よりも代作ネタが多めで

本格的な内容は戦後から。

しかも有名作家ばかりずらりと。

山崎豊子立松和平田口ランディの件は知っていたが

他のは初めて知った。

とても画期的な内容であるが、

どこまでが盗作かの境界線の曖昧さを改めて感じた。