心にナイフをしのばせて

心にナイフをしのばせて

奥野修司/著 文藝春秋

昭和44年に起こった少年殺人事件後の

被害者家族の生活を取材したルポタージュ。

単行本が出版された時点では

犯人である少年Aは出所後有名私立大を卒業し

弁護士になっていた、というのが衝撃であろう。

(この本が出版後、弁護士廃業したらしいが)

その一方の被害者の家族はは、息子が殺害されたというショックで

家族崩壊直前までいくという非常に後味悪い内容であった。

特に、被害者の妹が可哀想すぎて仕方がない。