2010-07-25 心にナイフをしのばせて 読書の記録_国内作家あ行 奥野修司/著 文藝春秋 昭和44年に起こった少年殺人事件後の 被害者家族の生活を取材したルポタージュ。 単行本が出版された時点では 犯人である少年Aは出所後有名私立大を卒業し 弁護士になっていた、というのが衝撃であろう。 (この本が出版後、弁護士廃業したらしいが) その一方の被害者の家族はは、息子が殺害されたというショックで 家族崩壊直前までいくという非常に後味悪い内容であった。 特に、被害者の妹が可哀想すぎて仕方がない。