2019-05-09 黄昏の彼女たち (上)(下) 読書の記録_国外作家あ行 サラ・ウォーターズ/著 中村有希/訳 創元推理文庫 1922年、第一次世界大戦後のイギリスが舞台。 斜陽の上流階級の母子が下宿屋を始め、 労働者階級のモダン夫婦が入居をするのが始まり。 時代背景が丁寧に描かれていて良い。 秘密の恋が進むうちに殺人が起こるが、 殺人自体は陳腐な感じがする。 ただ、その後の裁判ざたの背景の物語がスリリングで いつ殺人がバレるのか気が気でなかった。