ドラキュラ紀元一八八八

ドラキュラ紀元一八八八

キム・ニューマン/著 鍛治靖子/訳 書苑新社

 

東京創元社版を昔読んでたので
アウトラインは覚えていたけど、
今回の<完全版>を再読しても
ワクワクする読後感は変わらなかった。
ドラキュラがヴィクトリア女王と結婚していている背景で
1888年のロンドンというと
当然切り裂きジャック事件だよね!
古今東西のフィクション関係の人物以外にも
実在の人物が登場して
登場人物表も細かくなっている上に、
作品世界の補完といえる短編も収録されていて嬉しい。