《ドラキュラ紀元一九一八》 鮮血の撃墜王

《ドラキュラ紀元一九一八》 鮮血の撃墜王 (ナイトランド叢書EX-2)

キム・ニューマン/著 鍛治靖子/訳 書苑新社

 

シリーズ2作目。
実は、表題作を前作の再読前に再読してしまっていた。
吸血鬼が当たり前に存在する世界にての
第一次世界大戦の戦記もの。
ドイツのエースパイロットのレッド・バロン
吸血鬼になっていてイギリス軍を翻弄する。
ドラキュラは、ドイツ軍の最高司令官に
今回おさまっているが影は薄い。
本作あたりから、1作目から登場している
ジャーナリスト吸血鬼ケイト・リードが目立ってきている。
同時収録されている中編小説
『ヴァンパイア・ロマンス ドラキュラ紀元一九二三』では
平安時代生まれの日本人少女「ねずみ」が登場する。
剣の達人でセーラー服を着ていて、見た目が13歳と
なんともマニアックな設定。