2024-09-05 精霊たちの家 上・下 読書の記録_国外作家あ行 イサベル・アジェンデ/著 木村榮一/訳 河出文庫 チリがモデルとされる南米の国にての女性三代記。祖母クラーラが霊的能力が強くてポルターガイスト的能力も使えるしエピソードが多め、母ブランカは女性たちの中では少なめで孫アマンダが幸運な運勢を持っていると言われつつも国が軍事国家になるにつれ過酷な体験をする。女性たちの人生と一緒に国の歴史も変わっていく様が細かい。クラーラの夫でかつアマンダの祖父であるエステーバンの語りが物語の間に挿入されており物語の深みを増している。