リツ子・その愛

檀一雄 新潮社(新潮文庫

檀一雄の最初の妻リツ子との戦中、戦後直後の話。

後半で、リツ子の病死が暗示される結末。

暗い結末を予測されるのになぜかキラキラしたイメージ。

子どもの太郎(『火宅の人』では一郎)の喋り口調がすごく可愛い。

この本と『ニコニコ日記』を読んでいると、

インチキ福岡弁が身につくとよ。