川崎草志/著 角川書店
文庫版も出てます。
横溝正史賞の大賞受賞作。
2001年の作品なのに、最近話題になっているようだと
思ったら、本作の続編(三部作の予定らしい!)が今年の9月に出たからのようだ。
ちなみに、続編の特集サイトがあるが本作のネタバレすぎなあらすじが載っているので注意。
前半のゲーム業界の裏話が興味深かった。
そしてメインである方は田舎の怖さや事件本質の怖さがよく書かれている。
どちらかというと人の狂気寄りなので、本格推理系という印象はない。
以下ネタバレ
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今回の事件の大元である過去の復讐が凄まじかった。
孫子の代まで祟るための方法が建築の歪みによるというのが斬新。
怨霊のしわざとなっていないのがいい。